
BIOGRAPHY


和(にこ-Niko-)
遊紙灯 作家:
学生時代にテキスタイルデザインを学び、「紙布(しふ)」に出会う。
オフィスワークに従事する傍ら「紙布」を生かし独自の手法にて紙素材を主としたランプシェードの創作を続けている。
使う紙布は自ら和紙を撚り製作しているため紬のような温かみの残る質感で光を包み込んでいる。
作品展歴:
2024年8月 神奈川県民ホール第2展示室にて個展開催
2011年〜2023年(毎12月に開催)「遊紙灯」個展@ぎゃるりじん
**2018年と2012年を除く
2007年〜2010年( 毎12月に開催)「きままに道草」2人展@CHIYO'S
・Opensea: https://opensea.io/YouSeeToe
・Spatial (metaverse):
https://www.spatial.io/s/J-Gallery-654ce8381292dee149e129c7?share
CONCEPT
影も薄れる明るさと真の暗闇は、凶器になることがあるから。。。
疲れたときに、心にも体にも痛くない小さな灯
行き先を示すために、かろうじて足元を照らす灯
灯の暖かさを感じ、暗闇の中でもぼーっと
見つめていられる小さな暖炉のような
そんな光を求めて
作品そのものだけではなく 画像としても暖かさを 光の持つインパクトを感じて頂きたいと思っております。
日本思想の原点である神道や古事記をテーマに制作を始めました。
人よりも人間味のある八百万の神々の物語にインスピレーションを掻き立てられ一つ一つ形にしてきました。
変わりゆく世界とともに、また私自身とともに変わるもの、そして変わらないもの、それは未知数。。。
「紙の白は神の白」ともいわれる和紙の世界で紙布に出会うことから始まった灯とのコラボレーション。何かに小さな意味を見つけて自由に創造する"shi-紙-gnifié" Lifeをご一緒にお楽しみいただければ幸いです。
和-Niko-

紙布-Shi Fu-

紙布とは
紙で作られた糸を織り上げた布
日本では江戸時代から生産されたとされ、上質なものは殿様への献上品としても納められていたそうです。今も綿糸や麻糸と組み合わせ、夏の着物の帯などが作られているのを見かけます。
また紙糸に毛羽が少ないことから低アレルゲンの特徴を持つとして海外原料で工場生産された壁紙や、衣料品の素材としても見直されてきています。
しかしながら、洋紙の普及で質の良い和紙が身近でなくなり、その製作に手間のかかることから、手漉き和紙を用い一から紙布を手作りする人はほんの一握りです。
私は、日本の優れた伝統工芸である手漉き和紙の美しさ・丈夫さを生かしたいと考え、一枚の紙から裁断し、撚りをかけ、縦横ともに紙糸を使った諸紙布を自ら織上げてシェード素材に使用しています。一見紙とは思えない、紬のような手作り紙布。光を柔らかく届けてくれます。